卒後教育講座

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第72回 東京薬科大学 卒後教育講座
申し込み受付中

主 催
東京薬科大学
後 援
東京薬科大学東薬会
主 題
『 ニーズの高まりつつある医療トピックスと薬物治療 』
期 日
平成22年 5月23日(日)  6月13日(日)  7月 4日(日)
会 場
東京医科大学病院 臨床講堂
〒160-0023 新宿区西新宿6-7-1
【交通】東京メトロ丸ノ内線 西新宿駅 徒歩1分、JR新宿駅 徒歩7分  [地図]
参加費
全日程(3日間) 13,000円 2日間 10,000円 1日 5,000円
日本薬剤師研
修センター単位

1日3単位(予定)


5月23日(日)

・講演1(10:00〜12:00)
  『高齢社会における運動器医療 ロコモティブシンドローム』
  東京大学大学院 医学系研究科 外科学専攻 感覚運動機能医学講座 整形外科学 教授 中村 耕三先生
要介護や寝たきりが問題になってきている。整形外科で手術を受ける人は50歳代から急増してくる。多くの人にとって骨や関節など運動器の健康を保つことが困難になっている。長寿に運動器の健康が追い付いていないのである。高齢者の介護予防には歩行能力が最も重要な要因である。新しい事態に対応するためロコモティブシンドロームを提唱した。その概念、症状・徴候、自己チェック法、トレーニング法などについて解説する。

・講演2(13:00〜14:00)
  『薬剤師の医療コミュニケーション』
  東邦大学薬学部 薬事法学研究室 准教授 秋本 義雄 先生
薬剤師法により、薬剤師は処方せんに納得して調剤することと義務づけられています。薬剤師に使用する薬剤の知識があるのは当然として、その処方せんが患者の利益に通じるかを判断するためには患者情報の収集が必須ですし、処方せんに疑問点があれば、処方医の意図の確認、疑義の内容の説明と提案をすることとなります。患者から何をどこまで聞き出し、処方医に何をどのように伝えるかを医療過誤裁判を例に考えてみることにします。

・講演3(14:15〜16:15)
  『うつと睡眠障害』
  東京慈恵会医科大学附属青戸病院 病院長、精神神経科 伊藤 洋 先生
うつ、および不眠などの睡眠障害は精神科の臨床場面では最も頻度の高い訴えである。しかしこれらの症状は多くの異なる病態により出現することから、その治療に関しては正確な診断が必要となる。例えば睡眠時無呼吸症候群では高頻度に「うつ」を合併しこの治療法はうつ病に伴う「うつ」の場合とは異なることになる。今回の講演ではうつ、および睡眠時障害の診断の要点と治療薬の選択方法などについて概説する。


6月13日(日)

・講演1(10:00〜12:00)
  『心血管病の発症予防と治療効果判定における脈波記録の意義』
  東京医科大学八王子医療センター長、循環器内科 教授 高沢 謙二 先生
ここでは「収縮期血圧は二つある」ということが大切です。「血管年齢」はこの考えに基づいたもので、血管の硬さを表します。心臓から血液を送り出した時に発生する駆出圧波と、末梢の血管から跳ね返ってくる反射圧波の関係です。「中心血圧」が高いのは血管が硬いとともに心臓に負荷がかっているということです。これを知ると、今まで上肢による血圧測定では過小評価されていた血管拡張薬の正しい評価も可能になります。

・講演2(13:00〜14:00)
  『薬剤経済』 (仮題)
  東京大学大学院薬学系研究科・医薬政策学 特任助教 五十嵐 中 先生


・講演3(14:15〜16:15)
  『セルフメディケーション向上は薬剤師によるトリアージ業務で』
  東和薬局 武政 文彦 先生
セルフメディケーションを推進するには、消費者が適切な選択を行い適切に医薬品を使用できるよう薬剤師が積極的に関与する必要があります。その具体的役割が薬剤師によるトリアージ業務です。消費者から収集した情報をもとに、(1)適切な一般用医薬品の選択、(2)医師への受診、(3)非薬物療法(養生法を含む)のいずれかに振り分けて消費者に示すというきわめて専門的な業務です。その重要性や具体的な事例を紹介します。


7月 4日(日)

・講演1(10:00〜12:00)
  『病態に基づく糖尿病の治療』
  国立国際医療センター研究所長 春日 雅人 先生
糖尿病は不均一な病態よりなる疾患であり、病態を正しく評価して治療を行わねばならない。病態を評価する際 (1)遺伝素因と環境要因、(2)インスリン分泌不全とインスリン抵抗性という視点が重要である。経口血糖降下薬も、スルホニル尿素薬、速効型インスリン分泌促進薬、ビグアナイド薬、チアゾリジン薬、α-グルコシターゼ阻害薬、DPP-IV阻害薬など現在では多種類存在するが、これらも病態に即して用いることが重要である。

・講演2(13:00〜14:00)
  『ワクチンを取り巻く環境 -海外との比較から見た日本の課題-』
  グラクソ・スミスクライン株式会社 渉外部課長(ワクチン担当) 中村 景子 先生
世界では普通に使われているワクチンが日本では使えないという「ワクチン・ギャップ」という現象がおきている。この事実を知っている国民はほとんど皆無であったが、ここ2-3年の間に徐々に認識されつつある。特に昨年の新型インフルエンザの流行をきっかけに多くのワクチンの課題が浮き彫りになってきた。日本における行政府や立法府でのワクチン政策の改革は、やっと緒についたところである。
しかし、根本的改革に向かうためには、まだまだ課題が多い。必要なワクチンを必要な時に安心して接種できる体制をつくるために、海外の例も紹介しながら、その課題と方向性について述べさせていただきたい。

・講演3(14:15〜16:15)
  『皮膚病の外用療法の基本』
  東京医科大学病院 皮膚科 教授 三橋 善比古 先生
皮膚病の治療で外用療法は重要である。表皮や真皮浅層の炎症に効果を発揮する。逆に深い炎症には効果はあまり期待できない。同効薬剤で軟膏とクリームの違いはどうか。乾燥肌の人にはクリームは使わない方がよい。ステロイド外用薬はアブナクて、非ステロイド外用薬は安全だろうか。アトピー性皮膚炎ではステロイド外用は標準治療だが、非ステロイド外用薬は使わない方がよいとする意見が多い。外用療法の基本をまとめる。



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