卒後教育講座

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第73回 東京薬科大学 卒後教育講座
申し込み受付中

主 催
東京薬科大学
後 援
東京薬科大学東薬会
主 題
『 多様化する疾病と薬剤師に求められる知識 』
期 日
平成22年 9月12日(日) 10月 3日(日) 11月 7日(日)
会 場
東京医科大学病院 臨床講堂
〒160-0023 新宿区西新宿6-7-1
【交通】東京メトロ丸ノ内線 西新宿駅 徒歩1分、JR新宿駅 徒歩7分  [地図]
参加費
全日程(3日間) 13,000円 2日間 10,000円 1日 5,000円
日本薬剤師研
修センター単位

1日3単位


9月12日(日)

・講演1(10:00〜12:00)
  『肺がん診療の現状と方向性』
  東京医科大学外科学第一講座 主任教授 池田 徳彦先生
肺癌は日本の癌死の1位であり、早期診断が良好な治療成績の前提となる。肺野発生の早期癌には胸腔鏡による低浸襲手術が行われる。気管支の早期癌は内視鏡の進歩により精密な診断が可能になり、レーザー治療の適応となる。一方、進行癌には主に化学療法、放射線療法、分子標的療法などが行われる。肺癌の疫学、診断、集学的治療ならびに個別化治療に関する研究などについて解説する。

・講演2(13:00〜14:00)
  『処方せん記載方法の改正』
  東京医科歯科大学 歯学部附属病院 薬剤部長 土屋 文人先生


・講演3(14:15〜16:15)
  『抗悪性腫瘍薬の最近の進歩』
  埼玉医科大学 腫瘍内科学 教授 佐々木 康綱先生
最近ではこれまでの化学療法薬に加えて、分子標的薬に関心が高まっている。分子標的薬では必ずしも最大耐量での投与が必要とされない代わりに、これまでの化学療法薬では希とされてきた非血液毒性が問題となっている。また、分子標的薬では、あらかじめ効果が期待できる患者の絞り込みをするためバイオマーカーの開発が注目を集めている。化学療法薬においても使用の適正化を目指して薬理遺伝学的手法が導入されつつある。


10月 3日(日)

・講演1(10:00〜12:00)
  『胃がんにならないために −除菌治療の最前線−』
  都保健医療公社荏原病院 副院長 榊 信廣先生
胃がんの主原因はヘリコバクター・ピロリ感染です。幼少時に感染して、ピロリ胃炎が長期に持続することで胃がんや潰瘍、リンパ腫が発生します。胃がん予防にピロリ除菌が有効なことは動物実験や介入試験で明確になりました。萎縮性胃炎患者でも胃がん発症を1/3に減少させます。この講義では、ピロリ感染と胃がんの関係を解説するとともに、保険診療およびガイドラインに基づくピロリ菌の診断と除菌治療法を紹介します。

・講演2(13:00〜14:00)
  『薬局窓口での外国人患者への対応』
  東京薬科大学薬学部 第3英語研究室 Eric M Skier先生
わが国における外国人登録者はいまや200万人を超え、医療人が外国人患者に英語で対応する機会はこれまで以上に増えています。本講座では、医学用語や文法、発音だけではなく外国人患者の応対にあたっての心構えについても触れていきます。“Simple is best.”わかりやすい説明、尊敬の気持ちを込めた患者応対に国籍は関係ありません。円滑なコミュニケーションが治療効果の向上にもつながるものと考えています。

・講演3(14:15〜15:15)
  『がん患者の会 茨城よろこびの会25年のあゆみ』
  茨城よろこびの会 会長 飯田 則子先生、茨城よろこびの会 副会長 佐藤 茂男先生
セルフメディケーションを推進するには、消費者が適切な選択を行い適切に医薬品を使用できるよう薬剤師が積極的に関与する必要があります。その具体的役割が薬剤師によるトリアージ業務です。消費者から収集した情報をもとに、(1)適切な一般用医薬品の選択、(2)医師への受診、(3)非薬物療法(養生法を含む)のいずれかに振り分けて消費者に示すというきわめて専門的な業務です。その重要性や具体的な事例を紹介します。

・講演4(15:15〜16:15)
  『分子標的薬の最近のトピックス』
  東京医科大学 内科学第一講座(血液内科) 助教 木口 亨 先生
分子標的薬という新しいカテゴリーの薬剤の登場により、従来の治療法を上回る効果が得られるようになった。また、臓器別によっては、治療法そのものが一新され、分子標的薬なしでは治療が考えられない時代となった。そのような画期的な薬である分子標的薬について、最近のトピックスを交えて、効果や副作用さらに今後の展望を含め、情報提供したいと考えている。


11月 7日(日)

・講演1(10:00〜12:00)
  『女性のがん』
  ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック 院長 対馬 ルリ子先生
女性の生物としてのライフサイクルは、小児期から思春期、成熟期、更年期、老年期と分けることができるが、現代女性は、高学歴化と社会進出によって出産数が 少なくなり、また寿命が飛躍的にのびたため、妊娠出産問題以外のさまざまな健康問題が増えている。 女性ホルモンは、本来、女性の若さと健康を守るもので、女性の長寿の源と言われている。 もともと、出産年代の女性では、生活習慣病やがんなど加齢に伴う疾患 が少なく、男性よりも死亡率は低い。 しかし現代では、多い排卵と月経により、女性ホルモンの刺激が過剰となって、乳がん、子宮体がん、卵巣がん、子宮筋腫、子宮内膜症などの疾患が増えている。 また、早い性行動によりHPV感染による子宮頚がんが若年層に増加しているが、先進諸国がいち早く取り組んできた若い世代の定期的ながん検診の習慣、頚がんワクチンの公費負担は遅れている。 いまや医療は「疾患の診断と治療」ばかりではなく、疾患の予防やQOLをおびやかす健康トラブルの早期発見、早期ケアにつとめ、女性の生命と妊娠能力、また毎日の生活の質を目標とすべきである。

・講演2(13:00〜14:00)
  『若者の性行動と性感染症の実態』
  東邦大学医学部看護学科 教授 齋藤 益子先生
近年、価値観の多様化と性意識の変化により若者の性行動が活発化し、それに伴って性感染症の罹患率が増加し社会問題にもなっている。しかし、学校や地域における性感染症予防教育は未だ不十分である。クラミジア感染やHIV感染など症状が乏しいため感染の自覚がなく受診行動に繋がらず、パートナーへ感染させることになる。今回、若者の性行動と性感染症罹患率の実態について解説し、医療専門職の役割について考えてみたい。

・講演3(14:15〜16:15)
  『禁煙支援による地域連携−クリニカルパスを通して―、禁煙カウンセリング』
  国立病院機構名古屋医療センター 禁煙外来 専任看護師 谷口 千枝先生
2006年より保険を使った禁煙治療「ニコチン依存症管理科」の算定が開始され、禁煙を希望する喫煙者にとって、禁煙方法の選択肢が広がった。地域には禁煙治療以外にも、保健所、薬局、ドラッグストア、歯科診療所などが禁煙支援を行っている。今回は、愛知で行っている地域連携とともに、当院の実施している薬局との連携パスについて紹介する。



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